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2日目はSSW柴田聡子さん x 東京のトゥインクルエモfallsを大阪で、SUNHALLという大箱というどこをとっても稀有な組み合わせ。
Oso Osoという「現行インディーロックにおける最重要バンドのひとつに組み合わせるべき日本のアーティスト」を考えた時に真っ先に浮かんだのが柴田聡子さん。慎まやかだけど力強く、たおやかで温かく包み込むような歌声とメロディ。どこか照れくさくてくすぐったくなるような心地よさと聴く人に寄り添うようなリリックセンス、郷愁感もありながら非常に魅力の多い柴田さんの音楽。インディーロック畑やエモ畑、パンクが好きなみなさんにも絶対に刺さるはずだし、逆も然りでOso Osoをはじめ来日バンドの数々に刺さる柴田さんのファンの方もいてくださったらいいなと思っています。柴田さんの目下最新作「ぼちぼち銀河」のリード曲「雑感」のラストの一節「給料から年金が天引かれて心底腹が立つ」は最高の名リリック。柴田さんはバンドセットで演奏されることも多いですが、この日は弾き語りでお送りします。
fallsは日本のエモシーンを牽引し続ける東京の3人組。彼らが結成した2012年頃はエモリバイバルムーブメントという大きなトレンドが全盛期にあって、今回来日するThe HotelierやOso Oso、Prince Daddy & The Hyenaはまさにそのムーブメントの渦の中にいたバンド。とりわけThe Hotelierは伝説的な作品を産み落とし、その名を広く知られることとなったわけですが、Topshelf RecordsやCount Your Lucky Stars、Tiny Enginesなどといった数々のUSレーベルの台頭の裏で、日本で頭角を現したのがfallsでした。アメリカで爆裂なトレンドになっている音を日本人の歌謡曲的な解釈も載せながら、地下で這うようにキラキラしたメロディに等身大なリリックでシーンを揺るがしていたのが彼ら。結成10年を超え遂に今夏リリースした1stアルバム "Martyr" は方々で絶賛の声を浴びる傑作で、エモ第4世代もエモ第5世代も入り混じる今回のツアーに、日本代表のひとつとしてfallsが花を添えてくれます。
3日目はANORAK!とby the end of summerという日本のエモを代表する2組とともに。箱の大きさもロケーションもさまざまな今回のツアーにおいて、平日の京都で面白い組み合わせを企んだときに真っ先に浮かんだのがこの2組。「A!とバイサマなくしてエモツアーは成立せず」というのはかねがね思っていることで、立ち位置も影響力も非常に魅力的な共通項が多いのが2組です。
The 1975とbeabadoobeeら大物にSpotifyで見つかってプレイリストにインされインターネットバンド的にその名を世に轟かせることとなったby the end of summer (バイサマ)。元々2015年あたりにBandcampに猫ジャケのHe Forgot How to Runをあげたことでじわじわ界隈でSnuffy Smilesとエモリバイバルの系譜を踏んだやばいバンド出てきたなみたいな感じで話題になっていた記憶がありますが、気づいたら世界レベルの認知度に上り詰めていた彼ら。結果として来日4バンドの元にも彼らの名は轟いているのだからすごいなと思います。長らく新曲から遠ざかっているイメージもありましたが、最近遂に新曲を作って演奏しているという噂を耳にしているので、これからますます楽しみな存在。同じ大学で組んで10年近く一緒にバンドやるってすばらしいですよね。
Pdaddy → バイサマ → Oso → The Hotelier→ A! → Origami Angelの流れ、完全に最高だと思います。学校や仕事帰りでも十分に楽しめるタイテなのでぜひみなさんお誘い合わせのうえ足をお運びください。フロアライブゼロ距離で完全にやばい日やりましょう。
9/21(木) 愛知・名古屋CLUB UPSET
with: good luck with your fun
Doors at 16:00 / Show at 16:30
*開場・開演時間が繰り上がりました*
4日目は名古屋のトゥインクルエモ good luck with your fun と彩る木曜日の夜。名古屋でエモといえばglwyf、京都でいうA!とバイサマ、東京のfallsみたく、彼らも日本の小さなエモシーンを支える重要なバンド。おそらく日本で一番エモリバイバルしてるのは彼らで、I Love Your LifestyleにCSTVTにGlocca MorraにSportよろしく至高のエモフレーズにSnuffy SmilesにNo Idea Recordsあたりの渋メロディックへの愛が詰まったフレーズをめちゃくちゃ絶妙な塩梅で盛り込んでいて、それでいてとにかくキメをめちゃくちゃ多用するのが彼らの特徴。
エモには不可欠な「未完成ないなたさ」だったり甲高いボーカルだったり、彼ら自身が一番エモ好きなんだろうな、というあの頃のエモリバイバルサウンドがど真ん中に詰め込まれているのがgood luck with your funというバンドだと思っています。今回来日する4バンドが好きな人はもれなくハマること請け合いの名古屋を日本を代表するエモバンドのひとつです。
Four Tomorrowは東京のDIYパンクシーンを20年以上に渡って支える燻し銀メロディックパンク。The Hotelierの来日が決まった時に即座に絶対に4Tだと息巻いて暑苦しいメッセージを送ったらとても温かく受け入れてくれました。かつては大合奏会というライブハウスやスタジオを複数巻き込み100バンド近いバンドを巻き込んだ超DIYサーキットイベントを組み、日本だけでなく世界へも積極的にアプローチを続けてきた東京DIYパンクシーンの先駆者と言える存在。ラフメロディックやイーストベイパンク、メロディックパンクが好きだと言う人も、細かいジャンルはよくわからないけどという人にも、熱く心を掴むようなその音楽性に勇気づけられた人は数知れず。涙なしには見られない最高の光景が広がると確信しています。
グソクムズ → Oso Oso → Prince Daddy → Origami Angel → Four Tomorrow → The Hotelierは贅沢すぎてすでに大団円感がすごい。来日バンドは45分のロングセットです。どうかお見逃しなく。
SAGOSAIDは今夏リリースしたアルバムがとにかく最高で、beabadoobee, Charlie Bliss, Speedy Ortiz, Fazerdaze, The Bethsあたりのキャッチーでポップで偏屈さも兼ね備えたインディーロックを90年代J-POPで味付けしているようなサウンドが特徴。スッと自然に沁み入るのに噛めば噛むほど味がしてきて、隠し味や遊び心もふんだんに撒かれていて、とにかくインプットとアウトプットが半端ないバンドだと、聴くほどに観るほどに毎回新しい魅力を発見させてくれるようなそんなバンドだと思っています。人を選ばずめちゃくちゃわかりやすいポップでロックな音を鳴らしながら、玄人好みのやばい展開も持ってくる、これが売れなきゃ嘘じゃない?て思うくらい最高のバンドです。満員のWARPでSAGOSAIDって完全に壮観だし、それこそ海外のお客さんに絶対に刺さるはずだと思っているので、彼女たちの演奏はもちろんですが、お客さんの反応も含めてとても楽しみです。
これだけさまざまな仕掛け、さまざまな想いを込めて創り上げてきたツアーのファイナルをこうしてfallsと締めくくれることを誇りに思いますし、ANORAK!やバイサマ、good luck with your funなどももちろんですが、エモシーンをパンクシーンを少しでも盛り上げる何かきっかけの一つになればいいなと微力ながら期待を寄せて。
ラストも全バンド45分フルセットです。ぜひとも思う存分楽しんでください。
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The Hotelier (Massachusetts, US / Dreams of Field Recordings)
アメリカj・マサチューセッツのエモ/パンクバンド、The Hotelier。世界最高峰のインディー・ミュージックの祭典Pitchfork Festivalに出演し、 Jimmy Eat World・Cloud Nothings・The Get Up Kids・Title Fight・Modern Baseball・Little Big League (現在のJapanese Breakfast) 等名だたるバンドとともにツアーするなど、数々のバンドに影響を与えてきたレジェンド。
2014年にリリースした2ndアルバム “Home, LIke Noplace Is There” は、アメリカの老舗メディア “SPIN” の「2010年代ベストアルバム101選」に選出され、エモリバイバルムーブメントにおける金字塔として知られる。2019年を最後に活動をストップさせ、一度は解散も囁かれた彼らが実に5年ぶりとなる本格始動の地に選んだのは日本。今回、このオールスターツアーが実現するのもレジェンド・The Hotelierがいてこそ。ぜひあなたも伝説の目撃者に。
The Hotelier • FULL SET • Boston, Ma • 12.19.21
The Hotelier (playing "Home, Like Noplace Is There" in full) @ The Fest 13 2014-11-02
事実、“Basking in the Glow” (2019)、“Sore Thumb” (2022) は、アメリカの大手音楽メディアPitchforkにて2作連続で “Best New Music” のタイトルを獲得している。小学生の時にBrand New “Deja Entendu” と Taking Back Sunday “When You Want to Be” に衝撃を受け音楽を始めたというJadeの奏でる音楽は、 The Get Up Kidsや、Weezerなどパワーポップ的な音が好きな人にもドンピシャな最高のグッドミュージック。その圧倒的なメロディメイカーっぷりにぜひ酔いしれていただきたい。
Oso Oso - reindeer games (Official Video)
Oso Oso - Full Performance (Live on KEXP)
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Prince Daddy & The Hyena (New York, US / Pure Noise Records)